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2005年ツール・ド・北海道
ツール・ド・北海道国際大会2005 (2005.9.14~2005.9.19)
■プロローグ(9/14)
北海道帯広市において第19回ツール・ド・北海道が開催された。
まず始めは4.6kmのフラットなコースで行われる、プロローグ。
当日は雨で気温15度という厳しい寒さの中での出走となった。
レースは激しい雨と寒さが選手を苦しめ、なかなかタイムが伸びない。そんな中、愛三工業の盛選手が5分52秒の好タイムを出した。後半、各チームのエース級選手が続々出走するものの、盛選手のタイムには届かず、最後までトップタイムをキープ、プロローグを制した。シマノは廣瀬が13位。エースの狩野は17位につけた。【レポート:廣瀬佳正】


■第1ステージ(9/15)
スタートしてすぐ、アタックの掛け合いになるが決定的な逃げは決まらない。40km地点くらいで15人程の逃げが決まり一分差になる。シマノは大内が入るが、主要なチームは二人ずつ入っていたので48km地点からの白樺峠で狩野がアタック。それにラッティ(NIPPO)がついて、二人で峠の頂上を前にトップグループに追いつく。

今回のレースで一番の山岳ステージなので、ここで不利な展開にならず山をこなせたのは良かったが、NIPPOが三人いるのが気になった。トップグループは全員ではなかったが、それなりの人数でローテーションをまわせたので、約100km地点では後続と最大6分差になる。その頃メイングループは、トップグループに入ってないチームが先頭を引き始め、徐々にその差が詰まりはじめる。

先頭集団では最後の登りが始まる160km地点からアタックが始まる。そしてラッティがアタック。それに新保(愛三工業)が付くがすぐきれてしまい、ラッティが単独になる。その後ろは狩野、新保、清水(BSアンカー)、岡崎(NIPPO)。そのまた後ろはバラバラになっている。残念ながらシマノ・大内はここで遅れてしまったが、最後まで逃げる集団を力強く引いてくれ、チームの為に仕事をしてくれました。
結局、このステージの優勝はNIPPOのラッティ。単独で飛び出したまま、ペースを守り逃げ切った。セカンドグループも四人でゴール。やっぱり残念だったのは、ラッティがアタックした時につけなかった事です。かなり良いスピードだった。【レポート:狩野智也】

 このステージのぼくの仕事は、アタックに反応はもちろん、ゴール前、集団ならば、廣瀬を前の方でゴールできるようにサポートする役でした。中盤で逃げグループができ、その中にシマノから狩野、大内が入り、自分はメイン集団の中で休むことができた。このままゴールに向かったときも昨日のミーティングどおりに、阿部、ぼくの順で廣瀬を連れて、ゴール1km前ぐらいから集団の先頭を位置取り、廣瀬を良い位置でゴールに入るという計画でした。逃げはそのまま続き、大内は仕事を終え集団に吸収されましたが、結局逃げの集団は吸収されることなくゴールしました。メインの大集団は、ラスト10kmぐらいからペースが上がり始め2kmを切ったぐらいから阿部が先頭で引き、ラスト1kmを切ったところから僕が引き、最後の400mぐらいまで全開で引き第一ステージを終えました。【レポート:山本雅道】


■第2ステージ(9/16)
 第2ステージは弟子屈町~本別町までの177km。途中2つのマウンテンポイントを含む厳しいコースだ。
レースはスタート直後から激しいアタック合戦。シマノも大内、廣瀬が積極的にアタックを行う。リーダーチーム(NIPPO)の足を使わせる為だ。登りの麓で12人のエスケープが出来るものの、山頂付近で吸収。最初のマウンテンポイントは盛選手(愛三工業)が1位、2位はリーダージャージのラッティ(NIPPO)、3位は別府選手(愛三工業)の順で通過。
長い下りで佐野選手(BSアンカー)とマリウス・ヴィジアック(NIPPO)が集団から抜け出す。少し遅れて大内が単独で前の2名に追いつく。さらに学生2名、ロシアの選手、日置選手(キナンCCD)、韓国の選手が追いつき先頭は8名となった。

今日2回目のマウンテンポイントがある登り坂で先頭グループもバラバラになりヴィジアックと韓国の選手が抜け出した。大内を含むグループは下り坂でメイングループに吸収された。先頭2名から残り10キロでヴィズィアックが単独で飛び出した。後方集団も集団ゴールに持ち込みたいチームを中心にハイペースで前を追う。残り6キロで韓国の選手を吸収。ヴィズアックまでは20秒差。シマノも集団ゴールスプリントに備え山本と廣瀬が前方をキープするが、ヴィズアックは3秒差をつけて逃げ切った。
【レポート:廣瀬佳正】

 スタートして間もなくアタック合戦が始まり、田代(BSアンカー)と西谷(愛三工業)が飛び出す。二人は登りで後続の10人と合流するが、メイン集団をロシアが引いていたので前に見える。先頭集団はじきに捕まり、1回目の山岳ポイントは盛(愛三工業)がトップ通過。集団は下りに入り平坦になった所で佐野(BSアンカー)とマリウス・ヴィズィアック(NIPPO)がアタックする。少し開き大内(シマノ)が単独で追い付き3人での逃げが決まる。その後海岸線を出て内陸に入り、後続からダニエル・コムコフ(ロシア)、キム(韓国)、日置(キナンCCD)、三滝(鹿屋体育大学)、大村(法政大学)が追い付き8人になる。山岳手前でキムが飛び出し、その後ヴィズィアックがキムに追い付き山岳ポイントを通過。ラスト10 kmでヴィズィアックが単独で飛び出し集団と3秒差で逃げ切り優勝。【レポート:大内薫】


■第3ステージ(9/17) 
 第3ステージは池田町~静内町までの188km。
レースは連日同様にスタートからアタック合戦。しかしNIPPOのコントロールによってなかなか決まりにくい。
そんな中、橋川選手(キナンCCD)がアタックする。学生3名が追いつき、4名のエスケープが形成されるも、向かい風がキツく間もなく集団に吸収される。その後、廣瀬(シマノ)、廣瀬学選手(キナンCCD)の2名がアタック。集団に50秒のタイム差を付ける。

メイン集団の動きも活発になり次々に選手が飛び出して行き、本格的な登り坂を前に35名ほど先頭グループが出来上がる。優位な展開に持ち込みたいシマノは登りの麓から廣瀬がアタックを仕掛ける。これに田代選手(BSアンカー)、三浦選手(キナンCCD)の3名が抜け出す。下りに入り、柿沼選手(ミヤタスバル)と学生2名が合流して6名の先頭集団が出来る。

ラスト50kmの海岸線で先頭グループとメイン集団とのタイム差は1分40秒。ここまで来たら最後まで逃げ切りたい先頭グループは全開でローテーションを繰り返しペースを上げる。しかしメイングループは愛三、韓国を中心にさらにペースを上げて前を追い、ラスト5kmで先頭グループは吸収されてしまう。そして、ゴールは集団スプリントとなりシェラー(ドイツ)が1位でフィニッシュ。シマノは惜しくも山本(シマノ)が2位でゴールとなった。【レポート:廣瀬佳正】
 今日のぼくの仕事は、前半にあるアタックに反応すること。必ず少人数の逃げ集団には、シマノから一人は入ること。そして、もしゴールが集団ゴールになりそうな場合、ぼくがゴールを狙っても良い。ということでした。

前半から、かなりアタックがかかりきつい状況が続いていました。しかし、途中で決定的な逃げができて、そこにはシマノから廣瀬が入りました。逃げができたおかげで集団は落ち着き、ぼくたちも休むことができました。しかし、ゴールが近づいてくると、逃げ集団に選手を送り込めていないチームが引き始めるものの、なかなか逃げ集団との差が縮まらない。ラスト5㎞でようやく逃げ集団は吸収され、さあ集団ゴールスプリントになると思っていたら、逃げ集団がつかまってしまったため、集団の先頭を引くチームがいなくなり、ペースが落ちてしまった。

そこで、さらに集団から抜け出そうとする選手達のアタックが始まりました。しかし、阿部が先頭に立ちペースをあげてくれ、そのままアタックした選手を吸収して、集団のままラスト1kmになりました。しかしゴール1kmあたりで集団内でいい位置が取れない。どうしようかと考えていたら、ラスト300mぐらいになって集団の横に出ることができた。もう良い位置は取れないので、ここから思いっきり行ってやろうと、ロングスプリントに賭けました。だめもとで行ったのですが、意外と誰も後ろには来てなくて、でも最後の最後で一人に抜かれてしまい、2位でゴールしました。  【レポート:山本雅道】


■第4ステージ(9/18)
 朝から雨で嫌だったが、スタート前に止みはじめてちょっと嬉しかった。スタートして10 km過ぎに10人ちょっとの逃げが決まり、シマノは狩野と阿部が入った。リーダーのラッティ(NIPPO)、総合三位の清水(BSアンカー)、別府(愛三工業)なども他にいる。

最大3分差まで広がるが、最初の山岳ポイント前でトップグループはペースが落ちて、峠の下りでは一分差に縮まる。その後の補給地点で別府がアタックして数人脱落はじめるが、総合で関係ある選手は逃がさない。二つ目の山岳ポイント前で、トップグループはメイングループに捕まりそうになるが、そこからペースアップして6人くらいが残り、山岳ポイントを通過する。

その直後、ラッティが下りでペースを上げる。このアタックで狩野、清水、ラッティ、パク(韓国)になり、また逃げ始める。ラッティが強く引き、みんなも負けじと高速のローテンションを開始し、瞬く間に第二グループとはラスト70 km地点で3分差にひろがる。だが別府が先頭から脱落したため、後続集団を愛三が中心となって引き始め、先頭との差が徐々に詰まり始め、ラスト10 kmで40秒差になる。ここでラッティが単独でアタック。他は反応できずそのままメイングループに捕まる。結局そのままラッティが逃げきる。やるだけの事はやったが、結果的には成績に結ばれなかった。  【レポート:狩野智也】

 第4ステージは雨の中スタート。アタック合戦が始まり、エリンコ・ツィン(ドイツ)、別府・広瀬(愛三工業)、狩野・阿部(シマノ)、佐野・清水都貴(BSアンカー)、木下(北海道大学)、橋川・日置(キナンCCD) さらにパク(韓国)が加わり先頭集団が決まる。 大集団は逃げに乗っていないミヤタ、ラバネロ、が大集団を引くが差は拡がる。各エースが入っているので、決定的な逃げになる。最後のマウンテンポイントを通過し下りで別府が遅れる。それによって 大集団を愛三が引き始める事になり、差はどんどん詰まるラスト5 km、狩野、清水、パク メイン集団に捕まる。しかし残り10 km、ラッティがアタックしていて次はシマノも引く事になるがラッティはそのまま逃げ切り優勝!こちらも全開で引いているのに差は広がっていた。。。力不足を感じました。【レポート:大内薫】


■第5ステージ(9/19) 
 いよいよ最後のステージ。1回目のホットスポットはヴィズィアック(NIPPO)が通過。各チームのアタックが繰り返されるが、強風のせいでなかなか決まらない。途中ヴィズィアックを含む5人の逃げが決まり、カナダが一人で追い付き、逃げに入ってないキナンとシマノが大集団を引く。さらに柿沼(ミヤタスバル)が先頭集団に追い付き7人になる。ラスト周回に落車が起き、シマノは広瀬・大内・山本も巻き込まれてしまい、この時点で今年のツール・ド・北海道は終わりました。ステージ優勝はティロシュラー(ドイツ)で今大会2勝目。【レポート:大内薫】

今日のレースは、最終日だし距離が短い分、かなりのアタックがかかると思われました。チーム的には、ゴール勝負になった場合、大内か山本がゴールを狙っていくということでした。スタートしてからアタックの応酬で、ほんとにきつく、ちょっと後ろに下がってしまい、前を見たときには逃げ集団できていて、なんとうちの選手が入っていない集団が出来上がっていました。まずいとは思いつつ、何回か追いつこうとみんな試みたのですが、まったく追いつけなくて、最終的には集団に吸収され大集団でのゴール勝負に持ち込まれました。そしてラスト2kmを切ったぐらいで、集団の前方で落車がおこり、逃げ道もなく巻き込まれてしまいました。シマノは大内、廣瀬、僕が落車してしまい、ゴール勝負には参加できませんでした。幸い大きい怪我はなく何とかゴールはしました。【レポート:山本雅道】

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