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Tour of Qinghai Lake
2007/08/08
日程:7月14日~7月22日
場所:中国 青海省
内容:9ステージ
カテゴリー:UCI 2-HC
参加チーム:
「プロツアー」ディスカバリー(アメリカ)
「コンチネンタル プロ」スキル・シマノ(オランダ)、リラックス(スペイン)、セラメンティ(ベネズエラ)、インテル(ポーランド)、DFL(イギリス)、ウィズノフ(ドイツ)、OTC Doors(イタリア)
「コンチネンタル」FRF(オーストラリア)、ジェリーベリー(アメリカ)、ジャイアントアジア(台湾)、FIDEA(ベルギー)、香港プロサイクリング(香港)、ヨーピルス(オランダ)、PSK Whirlpool(チェコ)
「ナショナルチーム」中国、ロシア、青海省、デンマーク、ニュージーランド、ウクライナ
合計21チーム

スキル・シマノ
:アルバート・ティマー(オランダ)、フローリス・フーシンニン(オランダ)、クレモン・ロットレリー(フランス)、デヴィッド・デルー(フランス)、ジン・ロン(中国)、ファン・シュー(中国)、ジー・チャン(中国)
第1ステージ Xining City ~ Qinghai Lake(146km)
7月14日

「クレモンが山岳賞獲得!」
標高2300mの西寧市(シンニン)をスタート、そしてこのレースの名前にもなっている標高3000mのチンハイレイクにゴールするというもの。途中には、3500m近くまで上るカテゴリー1の山岳ポイントもあり、初日からハードな展開が予想された。
総合優勝した昨年もそうであったが、初日が一番重要になり、ここで脱落してしまうと総合優勝は難しくなってしまう為、チームとしては「先手必勝」で攻めることにした。

その作戦通り、約30km地点で、スキル・シマノ中国人選手ジンが先陣を切ってアタック。これにインテルの1人と、これまたSKIL-SHIMANOのクレモンが反応し、3名の逃げが出来始める。
彼らは順調にメイン集団との差を広げていく。メイン集団では、唯一のプロツアーチームであるディスカバリーがコントロールし始め、差を広げさせないようにしている。

3人は約3分のアドバンテージを保ちながら問題の上り区間に突入。勾配こそきつくないが、標高が3000mを超えている為、酸素が薄く、メイン集団では脱落する選手が目立っている。一方、SKIL-SHIMANOは10日前に現地入りしたこともあり、この低酸素状態には順応できているようで、苦しんでいる様子はない。

前の3人からは、クレモンが単独でアタックを試み、頂上を目指す。メイン集団では、今度はリラックスやセラメンティの選手がスピードを上げ、前を吸収しようと試みる。しかし、クレモンは単独で山岳賞ポイントを1位で通過、そのまま下りに突入。メイン集団は、いくつもの集団に分断し、下りに突入していく。もうすでに大幅に遅れている選手が目立つ。SKIL-SHIMANOはファンのみが遅れてしまっていた。

結局、クレモンはこの下り区間で約70名の集団に吸収されてしまう。すると今度はフローリスが単独でアタックにで、97km地点のスプリントポイントを1位で通過。彼の逃げは長くは続かず、70名の集団は吹きさらしの平坦路で激しい攻防が繰り広げられる。

そしてラスト30kmで約20名の先頭集団が出来上がる。ここにはアルバートとフローリスが入った。平地が得意なオランダ人だけに期待が掛かる。ラスト5km、アルバートが単独で勝利に向けアタックする。集団はすぐに追いに出るが横風が激しく、うまくスピードが上がらない。アルバートは苦しいながらも粘り、ラスト1kmを通過。集団との差は約10秒。

しかし、ラスト200mで無念にも彼は集団に飲み込まれてしまった。ゴールスプリントを制したのは、大本命のディスカバリーのアラン・デービス。フローリスは8位、またクレモンは山岳賞ジャージを獲得した。

(ステージ結果)

1 Allan Davis(Aus) Discovery 3.40.46
2 Kostyuk Denis (Iri) Intel
3 Casper Jorgensen (Den) Denmark
8 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano
17 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +14      
32 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +3:03
35 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
52 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +3:09
53 Deroo David(Chn) Skil-Shimano
75 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +11:10

(個人総合結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 3.40.36
2 Kostyuk Denis (Iri) Intel +4
3 Casper Jorgensen (Den) Denmark +6
4 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +7
17 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +24      
33 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +3:13
36 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
52 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +3:19
53 Deroo David(Chn) Skil-Shimano
75 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +11:20

前日に西寧市で盛大に行われた前夜祭。その模様はTVで生中継された
第1ステージ、序盤から積極的に攻めた先頭からクレモン、ジン
第2ステージ Qinghai Lake ~ Bard Island(120km)
7月15日

チンハイ湖に沿っての単純な平坦のステージ。風も穏やかで、最終的には集団ゴールとなった。このステージも積極的にジンが動き、何度かエスケープを試みた。SKIL-SHIMANOはデヴィッドの10位が最高位であった。依然、クレモンは山岳ジャージをキープ。フローリスは個人総合4位。

(ステージ結果)
1 Schulze Andre (Ger) Wiesenhof 2.47.39
2 Allan Davis(Aus) Discovery
3 Loddo Alberto (Ita) Ceramenti
10 Deroo David(Chn) Skil-Shimano
31 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano
34 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano      
37 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
38 Long Jin(Chn) Skil-Shimano
47 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano
62 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano

(個人総合結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 6.28.09
2 Kostyuk Denis (Iri) Intel +10
3 Casper Jorgensen (Den) Denmark +12
4 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +13
17 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +30      
27 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +3:19
29 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
41 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +3:25
49 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano
75 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +11:26
初日の積極的な走りで、第2ステージから山岳賞ジャージを着用してスタートに並んだクレモン
第3ステージ Bird Islland~Xihai(152km)
7月16日

2度の山岳ポイントがあるものの、ほぼ平坦コースといっていいステージ。この日もスタートから数人が抜け出し、それをディスカバリーがコントロール、といった感じだった。最終的に3人の逃げが出来、2度の山岳ポイントを1位で通過されてしまい、残念なことにクレモンは山岳ジャージを失ってしまった。

その2度目の山岳ポイント直後に、彼らは吸収されてしまい、結局は大集団のゴール勝負となった。
スキル・シマノは、デヴィッドにスプリントをさせる為に隊列を組んだが、本日もアラン・デービスにやられてしまった。デヴィッドは6位と健闘した。

(第3ステージ結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 3.42.01
2 Schulze Andre (Ger) Wiesenhof
3 Alex Rasmussen (Den) Denmark
6 Deroo David(Chn) Skil-Shimano
19 Long Jin(Chn) Skil-Shimano
30 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano
40 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano
44 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano
56 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
109 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +25

(個人総合結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 10.10.00
2 Kostyuk Denis (Ukr) Intel +20
3 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +23
16 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +40      
24 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +3:29
32 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +3:35
42 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +3:37
71 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +3:59
80 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +11:36
第4ステージ Xihaizehen-Guide(172.4km)
7月17日

標高3000mのXhiaiの町をスタートし、一度2500mまで下りてから、その後3800mの峠を越え、2500mの貴得(グイデ)にゴールするこのチンハイレイク中、最も過酷なステージ。

上りに入ったと同時にまたもやクレモンがアタック。これに山岳賞3位のイタリア人バルベーロ(セラメンティ)、そしてチェコ人が反応し、3人の逃げが決まる。彼らの逃げは頂上まで続き、クレモンの山岳賞に期待が掛かったが、過去にランプレなどに所属していたベテランのバルベーロにやられてしまい、3位通過。

後方のメイン集団では、やはりリラックスチームが中心となり、ペースアップ。これにはたまらずリーダージャージのアラン・デービス(ディスカバリー)も遅れをとってしまう。

スキル・シマノからは、アルバートが約10名程度の追撃グループにきっちり残り、次の展開を待つ。
頂上を超え、長い下りを前に強烈な豪雨となり、視界が無い状態になる。逃げていた3名は、追撃グループに吸収され、約15名の先頭集団となってゴールを目指す。ここで、第2グループに取り残されていた現在総合3位につけるフローリスが下りで差を詰め、単独でここに追いついた。このままいけば、彼のリーダージャージは間違いない、という状況だ。

しかし、彼が追いついた瞬間、スリッピーになった濡れた路面が数台の選手をすくってしまう。フローリスもこれの巻き添えとなり、痛恨の落車。すぐに立ち上がり、追い上げを試みるも、次のコーナーでまたもやスリップ。約70km/hのスピードだった為に、自転車もろともに彼は溝にはまってしまう。自転車もダメージを追ってしまい、復帰するのに時間が掛かり、結局遅れてしまった。

残るアルバートとクレモンは、きっちり先頭グループでゴールし、アルバートが総合で7位まで順位を上げた。

(第4ステージ結果)
1 Ludewig Joerg(Ger) Wiesenhof 3.52.12
2 Barbero Sergio (Ita) Ceramenti
3 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti
9 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
14 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano
35 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +4.35
47 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +7.42
56 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +10.17
65 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +13.01
113 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +23.39

(個人総合結果)
1 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti 14.02.34
2 Lloyde Daniel (Gbr) DFL +4
3 Mancebo Perez(Esp) +4
7 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +18
15 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +3:15
24 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +4.36
43 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +10:55
52 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +16:08
64 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +21:31
83 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +27:16
第4ステージの3800mの峠を行くトップ3人.この日もクレモンが積極的に飛び出した.天候は生憎の雨
第5ステージ Guide-Xihai(115km)
7月18日

今日のステージは、昨日に上った標高3800mの山を逆から上り、西寧の町に下ってゴールするコース。勾配こそきつくないが、約40km上り続ける難コース。
現在、総合で狙える位置に居るのはアルバートのみ。彼の順位を少しでもあげることを目標に臨んだ。

またスタートからクレモンを含む約10名の先頭集団が出来上がる。しかし、長い上りを登るにつれ、脱落者が発生し、バラバラになる。後ろのメイン集団では、またしてもリラックスのヒルクライマー達の独壇場となり、ふるいに掛けられる。

しかし、本日も雨模様となった為、昨日のトラウマが残る集団は、頂上を超え、下りに差し掛かるとスピードがうまく上がらず、結局、西寧の町に下った頃には約50名の集団となってしまった。

最後はこの集団でのゴールスプリントとなり、またもやアラン・デービスの勝利となった。SKIL-SHIMANOは振るわず、クレモンの22位が最高位であった。

(ステージ結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 3.06.57
2 Stybar Zdenek (Cze) Fidea
3 Lloyde Daniel (Gbr) DFL
22 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
27 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano
49 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +10:45
50 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano
56 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +11.43
78 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +26.10
115 Deroo David(Chn) Skil-Shimano

(個人総合結果)
1 Lloyde Daniel (Gbr) DFL 17.09.31
2 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti
3 Mancebo Perez(Esp) +4
7 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +18
15 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +3:15
40 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +15.21
52 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +27:51
56 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +32:16
64 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +37:05
91 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +53:26
第6ステージ Xining~Xining(208km+10km)
7月19日

このレース中最長の208km。単純に西寧から民和という町までを往復する、ほぼ平坦基調のコース。
この日も朝から生憎の雨。気温も低く、皆、レインジャケットを着用してのスタートとなった。この日も序盤からエスケープグループができ、これにデヴィッドが入る。

しかし、彼らも残り50kmで集団に吸収され、結局は大集団のゴールスプリントに。スキル・シマノはジンに最後を託すも不発に終わり、またもやアラン・デービスの勝利となった。

(ステージ結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 4.49.24
2 Metlushenko Yuriu (Ukr) Ukraina
3 Schulze Andre (Ger) Wiesenhof
24 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano
32 Long Jin(Chn) Skil-Shimano
39 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano
42 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
54 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano
63 Deroo David(Chn) Skil-Shimano
94 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano

(個人総合結果)
1 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti 21.58.52
2 Lloyde Daniel (Gbr) DFL +2
3 Mancebo Perez(Esp) +7
7 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +21
15 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +3:18
40 Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano +15.44
52 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +27:54
56 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +32:19
60 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +37:08
90 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +53:29
第7ステージ Xining~Menyuan(150.5km)
7月20日

標高3800mまで上がる山岳が控えるコース。その上りの距離は、約20kmで、ヒルクライマーが攻撃を仕掛けるには十分な難所である。

この日も序盤からデヴィッドがエスケープグループに入る。そのグループは、約6分のアドバンテージを持ち、上りに突入する。

後ろのメイン集団も、上りに入ると同時にスピードアップを仕掛けてくる。集団の前方は、リーダーであるミッサーリアを擁するセラメンティがコントロール。集団は徐々に人数を減らし、頂上を目指す。
エスケープグループもばらばらになり、4名のみがメイン集団に約3分の差をつけ、頂上を通過する。そのメイン集団には、総合で7位につけるアルバートが入りゴールを目指す。

結局、前の4人には総合時間で重要なメンバーが入ってないことから、リーダーチームであるセラメンティは無理な追い上げを見せず、彼ら4人が逃げ切る形となった。

そしてこの日、第4ステージで落車後、痛みに耐え頑張ったフローリスが40度の発熱により、途中、リタイアとなってしまった。

(ステージ結果)

1 Martin Mares(Cze) Whirpool 3.40.21
2 John Devine (Usa) Discovery
3 Oscar Garcia (Esp) Rilax +0.03
26 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +1.18
40 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +3.58
45 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +7.26
57 Long Jin(Chn) Skil-Shimano
69 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano
74 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
DNF Goesinnen Floris (Ned) Skil-Shimano

(個人総合結果)
1 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti 21.58.52
2 Lloyde Daniel (Gbr) DFL +2
3 Mancebo Perez(Esp) +7
7 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +21
30 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +9:26
49 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +34:02
53 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +38:27
54 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +39:48
77 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +59:37
第7ステージの山岳を行く中央が中国人選手ファン、と後ろにジン
第8ステージ Menyuan~Huzhu(168.6km)
7月21日

昨日同様に山岳が控えるコース。このレース中、最も勾配がきついコースだろう。残る明日は平坦基調のクリテリウムのみなので、実質、このステージが最後の勝負所となった。

本日もスタート100km地点から始まる山の麓に向けて、リーダーであるセラメンティが集団の前方を固めてコントロール。その隙間をぬって、またもやエスケープグループが出来上がる。そして今日は、クレモンがそれに乗ることに成功する。

もしここでクレモンが山の頂上まで逃げ切り、1位で通過すれば、山岳ジャージの奪回は可能であった。
しかし連日のエスケープの疲れからか、上りに入ったと同時にルビエラ(ディスカバリー)とルドウィッグ(ウィズノフ)のアタックに遅れをとってしまう。

一方、メイン集団は、リラックスが最後の攻撃といわんばかりに激しい攻防が繰り広げられる。これにより集団は15名にまで絞られ、頂上を通過。スキル・シマノのエースであるアルバートも、苦しいながらもきっちりとその集団に入る。この日も豪雨が襲い、夏だというのに選手は寒さに凍え、ゴールを目指す。

結局、エスケープグループから逃げた2名が逃げ切り、ルビエラが優勝。アルバートはひとつ順位を上げ、トップと21秒差の6位で明日の最終日を迎えることとなった。

(ステージ結果)
1 Jose Luis Rubiera(Esp) discovery 3.54.24
2 Ludewig Joerg (Ger) Wiesenhof
3 Kostyuk Denys (Ukr) Intel +1.45
12 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano
46 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +8.50
50 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +13.16
51 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano
54 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano
59 Long Jin(Chn) Skil-Shimano

(個人総合結果)
1 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti 21.58.52
2 Lloyde Daniel (Gbr) DFL +2
3 Mancebo Perez(Esp) +7
6 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +21
31 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +16:31
46 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +45:33
50 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +49:58
53 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +51:19
72 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +1.11.06
第9ステージ Xining City クリテリウム 110km(5.5km×10周)
7月22日

最終ステージは、毎年恒例の西寧の中心街の道路を使って行われた。今年は、1周5.5kmを20周するコースで、いつものことながら驚くほどの多くの観客が沿道を埋め尽くした。

ここまでの個人総合時間順位は1位と2位の選手の差がわずか2秒という接戦状態。途中、ボーナスタイムが設定されているスプリントポイントでの激しい争いが炸裂することが予想された。
SKIL-SSHIMANOとしては、なんとしても1勝をしたい。ゴールスプリントになれば、デヴィッドかジンで狙いたいところだ。

レースは最終日ながら、スプリントポイントでの争いがあるために、序盤のエスケープもできないまま、大集団で進んで行く。途中、2位のダニエル(DFL)がボーナスタイムを稼ぎ、総合時間差を1秒に詰める大接戦となり、集団はかなりナーバスになる。
しかし、彼の追い上げも届かず、最後はゴールを狙いたいディスカバリーチームがコントロール。そしてまたもやアラン・デービスの優勝となり、レースは幕を閉じた。


SKIL-SHIMANOとしては、昨年に続く2連覇を目指し、必勝体制で臨んだが、不運な落車などもあり達成はできなかった。しかし、連日、序盤からレースを作る積極的な展開は、十分にチームの存在をアピールできたと思う。また、特筆すべきこととして、中国人選手ジン・ロンの著しい成長が見られた。彼の連日のアタックは、まさにヨーロッパで学んだ本当のロードレースの戦い方であった。優勝を目指し、「前へ前へ」という彼の動きは、きっと中国のロードレースファンの胸を打ったことだろう。きっと近いうち、彼は勝利を手にすることができるだろう。


(ステージ結果)
1 Allan Davis(Aus) Discovery 2.10.49
2 Jens-Erik (Den) Denmark
3 Rossi Enrico (Ita) OTC
18 Deroo David(Chn) Skil-Shimano
36 Long Jin(Chn) Skil-Shimano
55 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano
60 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano
62 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano
87 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano

(個人総合結果)
1 Missaglia Gabriele (Ita) Ceramenti 21.58.52
2 Lloyde Daniel (Gbr) DFL +1
3 Mancebo Perez(Esp) +8
6 Timmer Albert(Ned) Skil-Shimano +22
31 Lhotellerie Clement(Fra) Skil-Shimano +16:32
46 Long Jin(Chn) Skil-Shimano +45:34
50 Xu Fang(Chn) Skil-Shimano +49:59
53 Deroo David(Chn) Skil-Shimano +51:20
72 Cheng Ji(Chn) Skil-Shimano +1.11.09
最終日の西寧市で行われたクリテリウムは多くの観客が詰め掛けた
個人総合で6位と、安定した実力を見せつけたアルバート
今回、著しい成長を本国である中国で披露したジンロン
スキル・シマノ コーチ 今西 尚志
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