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このレースは、今期の「Jツアーシリーズ」の残る2戦のうちの1つとなる大会。 現在、ポイントリーダーの証であるルビージャージを着る狩野の首位を、スキル・シマノはチーム一丸となってぜひ守りきりたいところだ。 ただ、現在4位の鈴木真理選手(ミヤタ)がこの大会で4位以上に入り、狩野がそれ以下だと順位を逆転される。(シリーズ戦中、上位5戦の大会のポイントを集計するため)
その鈴木選手は、Jツアーでここまですでに2勝をしていて、スプリントにめっぽう強い選手である。集団ゴールになれば、4位以内は確実だろう。ミヤタとしては、なんとしても集団ゴールに持ち込む作戦で行くだろうと予想できた。 一方、スキル・シマノは集団ゴールに持ち込まず、最終的に狩野が鈴木を突き放し、ゴールすることを目標として臨んだ。具体的には、序盤からコース中の上り坂を利用してレース全体のスピードを上げ、厳しいレースを作ること。それによりミヤタ陣営のコントロールを封じ込めるという作戦であった。
作戦通り、スキル・シマノは序盤から廣瀬、品川、山本、辻などが積極的にペースを上げ集団の分裂を試みる。しかしコースの特性も手伝い、ほとんど集団は崩れることはない。他のチームも攻撃に出るが、ミヤタチームはうまくまとまりを見せ、集団をまとめに掛かる。
中盤、ミヤタのアシスト陣に少し疲れが見え始めたところで、阿部がうまく単独で飛び出しに成功。それに大内ら数人がうまく追随し、さらに狩野や土井も合流に成功して、鈴木を含まない15名程の先頭集団が出来上がる。スキル・シマノとしては、ここでスピードを上げ、後続を突き放したいところだ。しかし、そこはミヤタのアシストがきっちり仕事をこなし、後続集団のスピードをアップ。この動きによって鈴木選手も先頭集団に合流した。これで約30名の先頭集団が出来上がる。
ここには、スキル・シマノから狩野、土井、大内、阿部、野寺が入り、さらに分裂を試みようと攻撃の手を緩めない。まずはラスト2周で、土井がアタック。これに別府(愛三工業)と山下(ミヤタ)が反応し、3人で逃げ始める。しかし、他の2人が土井についてこれず、単独で集団に15秒の差をつけ、ラストの周回に入ることとなる。しかし、その土井も周回の中ほどで、他のチームの追随にあい、スピードの上がった集団に吸収される。
今度はそれと同時に最後の望みを掛け、狩野がアタック。しかしミヤタだけでなく他のチームも彼の逃げは許さない。結局、集団は崩れないまま最後のゴールスプリントへ。 優勝は西日本でも勝利した西谷(愛三工業)、2位にはその鈴木が入り逆転を許した。チーム最高位は野寺が5位と健闘した。
「結果」 1 西谷 泰治 (愛三工業レーシングチーム) 2:09:24 2 鈴木 真理 (チームミヤタ) 3 三船 雅彦 (マトリックスパワータグ・コラテック) 4 藤岡 徹也 (クラブシルベスト) 5 野寺 秀徳 (スキル・シマノ) 6 小室 雅成 (チームコムレイドジャイアント) 13 大内 薫 (スキル・シマノ) 17 阿部 良之 (スキル・シマノ) 20 狩野 智也 (スキル・シマノ) 49 品川 真寛 (スキル・シマノ) 62 土井 雪広 (スキル・シマノ) 63 廣瀬 佳正 (スキル・シマノ)
完走者70名
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| レース序盤、狩野を中心として、スキル・シマノ、ミヤタが集まっている |
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