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2007 Tour of Siam(UCI2-2)
2007/01/25
日程:1月20日~1月25日(6ステージ)
場所:タイランド 
参加チーム: 23チーム/1チーム5名
スキル・シマノメンバー:狩野智也・野寺秀徳・廣瀬佳正・品川真寛・土井雪広
レポート:廣瀬 佳正
第1ステージ
Suphanburi – Bung Chawak – Don Chedi, 128.9 km

レースは集団ゴールでデンマーク人が優勝。スキル・シマノは、序盤にチームメイトの狩野さんと野寺さんが15人ほどのエスケープに入り、有利な展開に。ラスト30kmからNippo Meitanがもの凄いペースで先頭を追い始めて、野寺さんを含むエスケープを吸収。でも狩野さんは、諦めずに20〜30秒差で逃げ続けたけど、ゴールラスト500Mで吸収された。ほんとに惜しかったな。でも狩野さんの積極的な走りが、チームのムードを良くしてくれた感じがする。明日の第2ステージもチーム一丸で頑張って来ます。
第2ステージ
Kanchanaburi – Sri Nakharindra Dam, 160.1 km

今日は圧倒的な強さでNippo Meitanの福島康司選手が勝った。30度以上ある暑さの中を100km以上逃げ続けて、2位に27秒差を付けて独走優勝。これでリーダージャージを獲得した。ライバルチームだけど、あの強さは素直に認めるしかない。

スキル・シマノは、狩野さんが良い位置でゴールしているから、まだまだ総合狙えるチャンスはある。俺自身は、う~ん…って感じでした。山岳ポイントの登りで集団に付いて行くのがやっと。トレーニングでコンディションは悪くないと感じていたけど、やっぱりレースは別物。まあ今更どうにもならないし、今、出来る全ての事をやるしかない。明日は130kmと短いステージだけど、少ないチャンスを生かして、リーダージャージを目指します。
第3ステージ
Sri Nakharindra Dam – Wachiralongkorn Dam, 133.3 km

前夜のミーティングで、俺、品川、野寺さんの誰かが逃げグループに乗って、ステージ優勝を目指す作戦で望んだ。作戦通り、スタート10km地点で、俺を含む3名のエスケープが決まる。その後、50km地点でチームメイトの品川を含む、4名の追撃グループが先頭グループに合流。7人の先頭グループになった。

この中でスキル・シマノだけが2名入っているから、かなり有利な展開。残り30kmでメイングループとは4分30秒。今日こそはステージ優勝のチャンス。しかし、後方グループでは、スプリンターを要するチームがローテーションを繰り返し、60km以上のスピードで先頭集団に迫ってきた。そして、残り3kmでとうとう吸収されてしまった。ゴールは、集団スプリントでマレーシアの選手が優勝。残り3kmで吸収されたのは悔しいけど、これがレース。明日も勝利を目指して頑張るだけだ。
第4ステージ
Wachiralongkorn Dam – Three Pagodas Pass - Wachiralongkorn Dam, 184.1 km

今日はこのステージレースで一番厳しいコース。地元チームのギヤ比が12~27をチョイスしている事から、厳しい山岳が待ち構えているのが予想出来る。レースは序盤から激しいアタックの連続で休まる事がない。今日が勝負のステージだと、どのチームも考えているからだろう。そして、最初の厳しい山岳でGIANTの2名を含む3名が飛び出す。その中の一人は、アジア最強クライマー、ミズバニ(イラン)だ。その差はみるみる離れていく。Nippo Meitanもスキル・シマノも先頭グループを追ってはいるが、暑さと厳しい山岳でペースをなかなか上げられず、ゴールまで吸収する事は出来なかった。

優勝はミズバニ。スキル・シマノは、土井が1分40秒遅れの第2グループでゴールした。今日でリーダージャージは、GIANTのジェイ・クロフォード(オーストラリア)になった。スキル・シマノは、土井がリーダージャージを狙えるポジションにいる。残りは2ステージ。まだまだ諦める訳にはいかない。
第5ステージ
Wachiralongkorn Dam – Kanchanaburi, 169 km

スタートから、昨日リーダージャージを奪われたNippo Meitanが積極的にアタックを仕掛ける。スキル・シマノも土井と狩野さんを中心にアタックへ反応。しかし、リーダーチームのGIANTがなかなか逃げを許さない。そんな中、一瞬のタイミングでNippo Meitanの宮澤選手、新城選手と数名のエスケープが決まる。GIANTも個人総合を脅かす危険な選手が含まれていないので、ペースを一定で保つ。

レース残り80km、メイン集団では、Nippo Meitanの福島晋一選手のアタックで再びレースは動く。集団は活性化し、激しいアタック合戦。GIANTのアシスト陣にも疲れが見え始めた。
逆転を掛け必死でゴールを目指す土井・廣瀬を含む先頭集団
そんな中、絶妙なタイミングで品川、土井、俺の3名でアタック。品川は集団を引き離す為に、捨て身でペースアップ。チームの無線が入る。「離れた、行けるぞ」。土井と俺を含む6名がメインから抜け出す事に成功。

ハイペースでローテーションを繰り返し、最初に逃げていた宮澤選手と新城選手を吸収し、先頭グループは10名に。このメンバーで個人総合が一番良いのは土井。リーダーとは現在2分30秒差。このチャンスは絶対に逃せないので、捨て身でローテーションを繰り返す。逃げている他のメンバーも協力的で、ほぼ全員がローテーションに参加。そして、メイン集団に2分8秒差を付けてゴール。
土井は個人総合11位から、一気に2位まで浮上した。リーダーのジェイ・クロフォードとは26秒差。明日の最終日は、最後の逆転を懸けてスタートします。
土井選手の為に献身的に働いた廣瀬選手のレース後
個人総合2位に浮上した土井(中央)と健闘を称える狩野(左)
第6ステージ
Kanchanaburi – Phetchaburi, 186.4 km

最終ステージは、土井の逆転を懸けてスタートしました。スタートと同時にNippo Meitanの新城選手がアタックし、いきなり4名のエスケープが決まった。その後、俺と清水都貴選手(Nippo Meitan)を含む4名の追撃グループが出来、60km付近で先頭グループを吸収。8名の先頭グループになる。後方集団とは最大5分まで開き、一時は新城選手が暫定リーダーとなった。

しかし、残り40kmから後方グループもペースアップ。少しずつタイム差が縮まり、残り10kmでメイングループに吸収された。土井も最後の可能性を懸けてアタックを繰り返すが、最後までGIANTのマークを崩す事は出来なかった。最後は集団スプリントとなり、ゴールはALTIPOWERチーム(NED)の選手が制した。

今回のTour of Siamが、スキル・シマノのシーズン最初のレースだったが、結果は土井の個人総合2位とまずまずの滑り出しとなった。今日からマレーシアに移動し、体調を整え、一週間後のツールドランカウェイで良い結果が報告出来る様に頑張ります。
途中、車から補給を受ける狩野選手
総合1位の黄色ジャージを着るクロフォードをマークする土井
個人総合成績
順位 選手 チーム タイム
1位 Jai Crawford Aus Giant A.R.T 19.41.06
2位 土井 雪広 Jpn Skil Shimano +0.26
3位 Will Ford Aus Australian National Track Endurance +0.53
4位 福島 康司 Jpn Nippo Meitan +0.56
5位 Ghader Mizbani Irn Giant A.R.T +1.03
6位 Hossein Askari Irn Giant A.R.T +1.29
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