| 野寺選手健闘するが、惜しくも完走逃がす! |
 |
今回の世界選手権ロードレースエリートは、日本から代表選手3名が出場。我がチームからは、日本選手権で2位に入った野寺選手が選出され、出場した。
場所はオーストリアのザルツブルグの町にある、「サウンドオブミュージック」で有名なミラベル広場前をスタート/ゴールに設定された、1周22kmの周回コースを走るもの。丘陵地帯だけあり、コースはアップダウンの変化に富んでいて、見るものを飽きさせない。世界選手権にふさわしい難度の高いコースであるといえるだろう。
レースは距離が長く、序盤から12名の先頭集団が出来上がったこともあり、メイン集団はゆっくりとしたペースで進む。そのため、先頭とメインの差は15分近くまで開き始める。
8周目あたりで、これを嫌い本格的にメイン集団のスピードが上がり追走が始まる。それでも野寺は他の日本人選手らと集団の前方を走り、勝負所に備える。外から見ていても野寺の好調さが分かるくらいだ。
しかし、ファイナルを賭け、主要チームが激しくアタックを掛け始める。すると9周目に福島選手、10周目に野寺選手が遅れてしまう。集団に残るは別府選手のみとなる。野寺は一人で完走を目指して走るが、最終周回を通過後、残り20kmの補給地点でリタイアとなった。 別府選手も11周目で遅れてしまったが、124位で完走を果たした。
|
|
|
| 【野寺選手のコメント】 |
 |
|
今回の世界選手権、日本代表としてのプレッシャーはあったが、万全の状態で望むべくトレーニングの段階から意識を集中して調整してきた。最低目標としてゴールラインまで辿り着く事。その中でチャンスを見つけ、結果を残す事を最大の目標としてレースに臨んだ。
レースはスタートから10人強の逃げがきまり、集団の中で自分のポジションを保ち、勝負が始まる後半に向け力をセーブして走った。レースが始まり自分が好調である事を確信し、集中力を保ちながら走ったが、200km地点を過ぎ、集団のペースが上がり一気に体力を奪われてしまった。それでも集団の中で食い下がったが、ペースを上げ続ける集団に残り2周半の登り区間で取り残されてしまい、残り1周でレースを終えた。
目標を達成する事は出来なかったが、万全の体調でレースに臨み、自分の持てる力を出し切ることが出来たので後悔は無い。これが今の自分の実力と言う事を受け止め、今回の経験を次のチャンスに活かしたいと思う。
今回のナショナルチームの遠征で、エリートで共に走った選手だけでなく、アンダー23の若い選手等にも多大な影響を受けた。年齢から考えても自分に残されたチャンスは多くない。その事を頭に置き、日々進歩を遂げたいと思う。来年、必ずまた同じ舞台に戻り結果を求めて走ろうと思う。 (野寺 秀徳) |
|
 |
|
|