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ベルギーの南部のSt Ghilainという町をスタートし、まず大きく周回(約90km)をとり、スタート地点の町で小周回(約16km)を5周する合計177kmで争われた。ポイントは、アップダウンの激しい小周回に入ってからということで、毎年その場所で勝負は決まるようだ。
スキル・シマノからは、6名出走(他は最大10名)ということもあり、前半の大周回では力を温存し、小周回に入ってから勝負に出る展開を理想とした。
この日は昨年とは違い天気も良く、気温も15度近くあった。また風も強くなく、走りやすい状況であった。 前半からエスケープグループが出来たものの予想通り、小周回に入ると全員が吸収され、集団は一つになった。
小周回2周目、野寺を含む10数名の先頭集団が出来上がり、集団に30秒の差をつける。ベルギーのレースというと石畳、横風のみ、というイメージが強いが、このコースは適度なアップダウンがあり、日本人には比較的得意なコースといえる。その為、野寺に期待が掛かったものの、他のチームの思惑もあり、約1周を逃げたところで集団に吸収される。
集団と言ってもこの時点で、約半分の選手が集団から脱落している。コース途中に200m程度と短いながら、約20%の勾配がある石畳の激坂があり、選手をどんどんふるいにかけていった。前日のプロツアー「Gent-Wevelgem」に出場し、疲れが抜けきれない品川も遅れてしまう。
野寺が吸収されるとすぐにセバスチャンがアタックに出る。彼は3人で集団に差をつけ逃げる。しばらくし、メイン集団から18人の追走集団が彼らを捕らえ、21人の先頭集団が出来上がる。 メインの約50名の集団には、狩野・土井・クリストフが残り、集団をコントロール。野寺は集団に戻った際に落車をしていたようで、その影響もあり、集団から遅れる。
先頭集団は、人数が多すぎることから意思統一ができず、思った以上にスピードが上がらない。
ラスト1周、それに痺れを切らしたセバスチャンは、単独で抜け出しに成功する。彼はネオプロで、プロのレース2レース目であるが、持ち前の強気で攻めに出た。先頭集団の約20名が追撃にでるも、その差は詰まらない。そのうち危機を感じた5名の追走集団ができ、彼を追うが逆に差は開いていくばかりである。
結局、セバスチャンは後方に約1分の差をひろげプロ初勝利、またチームとしても今期初勝利を飾った。 彼は、昨年の23歳以下のオランダチャンピオン。将来を期待され、チーム入りを果たしただけに、早くもその片鱗を見せ付けてくれた。
一方、メイン集団では狩野・土井・クリストフがしっかり完走を果たした。昨年もこの大会に出場したのだが、日本人選手は完走できなかったことを考えると、確実に実力をつけている事が分かる。セバスチャンの優勝をいい刺激にし、このクラスで入賞を目指して頑張りたいと思う。
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| <狩野選手のコメント> |
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| 前半は体が重くなかなか動けなかったが、後半の周回コースでは上りでそれなりに集団内で位置をキープして走る事ができ、エースのセバスチャンの為に仕事ができたと思っています。本当に勝ってくれて嬉しかったです。去年は集団にいるだけできつくて、リタイヤしましたが、今年は勝負所までエースの為に走れたので、この調子で良い結果を出したいと思います。 |
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| photo : Junko & Miwako Sasaki |
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