| 第1ステージ 赤木川清流コース |
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5月26日 127km = 15.4km×7周+19.2kmパレード |
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| 苦しいスタート |
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JR新宮駅をスタートし、赤木川清流コースまで約20kmに及ぶパレード後、周回コースに入り、正式なスタートとなるこのコース。この周回コースは、15.4kmで多少のアップダウンはあるものの、スピードを要求されるコースである。
スタート早々からアタックが掛かり、すぐに約10人のエスケープグループが出来上がった。スキル・シマノからは廣瀬1人のみという不利な展開になった為、彼にはあまりスピードを上げないよう指示をする。 後方の集団では、狩野と土井が積極的にペースアップを図り、次の追撃グループをつくろうと考えている。
しかしそんな時、土井が痛恨のパンク。辻が土井のサポートの為に集団を離れ、後ろに下がる。予想以上に時間が掛かり、しかも前の集団もスピードが上がっていたため、集団に復帰できず、ある一定の時間差がつき、2人共にレースから除外されてしまった(特別ルールにより、タイムを加算され翌日も出走できる)。スキル・シマノとしては、残り3名で戦わなければならない絶対絶命のピンチである。
ラスト1周になり、トップ集団のペースが下がり、メイン集団から狩野を含む約20名が追いつき、先頭集団は30名となる。この集団には、廣瀬と狩野が入り、最後はゴール勝負となった。
優勝はゴールスプリントを得意とする鈴木真理選手。チーム最高位は狩野の9位、また団体総合は7位と予想外の苦しいスタートとなった。
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| 第2ステージ 熊野山岳コース |
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5月27日 124.2km=117.8km+6.4kmパレード |
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| 山本が区間2位、土井が山岳賞獲得、団体で首位に立つ |
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この第2ステージは、日本のレースの中で最も難易度が高い、といっても過言ではないコース設定。途中、山岳賞が設定されている札立峠は、10kmで約500mを上がる本格的な山越えである。また他には、名物・千枚田の上りを2回登るなど、本場ヨーロッパを彷彿させるハードなコース設定である。
スキル・シマノとしては、キーポイントとなるこのステージでアドバンテージを取り、総合優勝に王手を掛けたい。狩野・土井の両名は山岳を得意としているので、大いに期待が掛かった。
生憎の雨の中、10:15にスタートが切られた。一番最初のポイントとなるのが、1回目の千枚田の上りである。ここで予定通り、狩野と土井の2人がアタック。数人が反応するもついていけず、頂上はこの2名で通過。しかし雨の為、下りで思った以上にペースが上がらず、集団に飲み込まれる。
しかし、すぐに札立峠に向って、再び狩野がアタック。これも数人が反応するも上りが始まると追走できず、狩野が単独となる。ここで、後方集団から土井が単独アタックし、上りの終盤で狩野に追いつき、札立峠の頂上を2人で通過。しかし、ここでも下りでスピードが上がらず、後方集団に追いつかれてしまう。
そして最後のポイントとなる2回目の千枚田の上りで、再び狩野がアタック。これには誰も反応できず、単独で頂上を通過。追走の約10名の集団には、山本・土井が入り、きっちり集団を押さえ込む。この時点で、ここまでの個人総合リーダーである鈴木選手(ミヤタ・スバル)は第3集団まで遅れている。我々としてはチャンスである。
狩野はその後、快調に飛ばし、ラスト10kmでは追走集団に約40秒の差をつけて逃げる。このまま逃げ切りかと思われたが、個人総合リーダー・鈴木選手を含む第3集団が第2集団に追いつき、さらに、その集団は狩野を追ってスピードアップ。とうとう、ラスト5kmで狩野は集団に飲み込まれてしまう。
最後は約15名の集団スプリントとなり、岡崎選手(チームNippo)が優勝をした。山本は惜しくも2位であった。
このステージでは、優勝はできなかったものの、狩野・土井の両選手の上りでの際立った力が目立ったレースであった。チームとしては、この2人に加えて、山本が上位に入り、団体では1位となった。
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| 第3ステージ 太地半島周回コース |
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5月28日 105.6km=9.6km×11周 |
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| 大健闘!狩野が逆転優勝、団体でも総合優勝 |
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このステージは、鯨で有名な太地半島を周回するコース。途中、約500mの急勾配の上りや、テクニカルな下り、またはスピードを要求されるフラットコース、とバラエティに富んだ素晴らしいコースである。
現在個人総合5位につける狩野は、トップの鈴木選手と11秒という僅差。充分に逆転可能な位置にいるので、チーム全体で逆転を狙い、積極的に攻めることにした。
スタート早々、リーダーチームであるミヤタ・スバルの三船選手が途中のホットポイント争奪戦を嫌い、仕掛けてきた。これに我がチームからは山本が反応し、9名の先頭集団が出来上がった。この9名の中では、山本がリーダーの鈴木選手と1分30秒と、一番有利なので、集団に残ったチームメイトは静観し、次のアタックの機会を伺っていた。
差が1分強となったところで、集団から飯島選手(ブリヂストンアンカー)がアタック、これに今度は廣瀬が追走し、3名で前の集団を追う。2周掛けて、3人は前の集団に追いついた。 このことで、後方に取り残されたチームNippoやリーダーチームのミヤタ・スバルが、1分30秒以上ひらかないように集団を牽引し始める。
それにより集団とのギャップは徐々に縮まってくる。このまま集団に飲み込まれてしまっては、我がチームとしては振り出しに戻るだけで、今までの廣瀬と山本の動きが無駄になってしまう。
ここで、狩野に単独で前に追いつくよう指示をする。指示通り、狩野は一番きつい上りでアタック、単独で抜け出しに成功。そして前の約10名の集団に追いつく事ができた。
我がチームとしては最高の展開である。ここからは、前方集団で控えていた廣瀬・山本が中心となり、先頭集団を牽引し、さらにタイム差をつけるべく全開モードで引っ張る。それにより差は50秒をキープする。このまま行けば逆転優勝である。
しかし、ラスト1周になり、後方のメイン集団もスピードアップをはかってきた。前の集団では、狩野・山本・廣瀬の3名のみで引っ張っているだけにここまでの疲れが隠せない。後続との差は20秒弱といったところだ。しかし、ラスト7kmとなる最後の上りを目掛けて山本・廣瀬の順で、ラストスパートを掛けて全開でスピードを上げる。これにより上りの麓ではその差は再び30秒差まで開く。ここから狩野がスパートを開始。
これに飯島選手、力を温存していた新保選手(愛三工業)のみが反応し、3人でゴールを目指す。途中、飯島選手から離れた狩野だったが、リーダー・鈴木選手の居る集団に約40秒差をつけてゴール。総合時間で昨日までの11秒差を逆転し、個人総合優勝を果たした。 まさにこの勝利は、チーム一丸となった結果であった。 |
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