| 多くの観客を前に、出走のサインをする選手達 |
 |
|
|
|
 |
日本最大のレース「ジャパンカップ」が今年も開催された。毎年この大会は、ヨーロッパから「ツール・ド・フランス」や「ジロ・デ・イタリア」で活躍する一流プロが招待され、すばらしい盛り上がりを見せる。
今回は、昨年を上回る観客動員数が約6万人という通常の日本でのロードレースの大会では考えられない程の自転車ファンが全国から駆けつけた。 参加する日本人選手にとってもこの大会は、世界レベルの選手と走れる数少ないレースであり、自分の実力を試す意味で重要なレースである。
我々スキル・シマノは、春先からヨーロッパをベースとして活動してきた狩野、野寺、土井、品川に加えて、今期好調の廣瀬の5名が出走。この中でも好調の土井をエースとしてレースを作っていくことにした。
前半からトップグループを形成し、ラスト周回まで逃げ続けた廣瀬選手、そして、後方で強豪選手の動きを見て待機し、チームトップの9位でフィニッシュした野寺選手の2人のレポートです。
(スキル・シマノ コーチ 今西尚志)
|
|
|
| 廣瀬選手のレポート |
 |
毎年、多くの人達から暖かい声援をもらえるジャパンカップ。日本では数少ないレースのひとつだ。その声援に応える為にも数週間前から万全な準備でジャパ ンカップに挑んだ。
レースはスタート直後から9名のエスケープが決まった。メンバーは日本トップクラスの選手ばかり、僕もこのエスケープに入り150km先のゴールを目指した。今年こそはゴールまで逃げ切ってみせると、日本人選手が一致団結してローテションを繰り返すも、残り一周で後続集団に吸収された。 そして、またしても外国勢に表彰台を独占されてしまった。
ただ、昨年までのジャパンカップと違う点は、必ず前半に出来るエスケープが、残り1周まで 後続集団に吸収されずにいた事です。スタートから140kmを逃げ続けて、残り10kmで後続集団に吸収された。結果を出せなかったのは残念だけど、すごく自信がついたレースとなった。
レース後も多くの方から声を掛けて頂きました。自転車競技を続けていて、本当に良かったと思える瞬間です。本当にありがとうございました。これから1年しっかりとトレーニングを行い、もっと強くなって、ジャパンカップに戻ってきます。 |
|
|
| 野寺選手のレポート |
 |
|
レースは序盤の廣瀬、品川を含む日本人だけの逃げが決まり、残りのメンバーは、例年通りの後半に勝負が決まる展開を予想し、勝負に徹するために後方集団に残った。
しかし、今年の逃げのメンバーは力のある者ばかりで、海外チームのアシスト勢は思うように差を詰めることができずに後半焦りだしていた。前を逃げる選手にも可能性が出てきたかと思われたが、海外チームのアシスト選手も意地を見せ、ラスト1周を前にし、前方集団をすべて捕らえた。
それまでの追い上げ集団のハイペースで、人数はかなり絞られていた。最終周回、プロツアーチームのエース格のアタックに付くことができた日本人は土井一人。そのまま上位でラストの山頂を通過したが、海外勢の振るいにかかり遅れてしまう。ゴールまで10kmを残し、実質勝つことは難しくなったが、最後まで集中力を保ち、後方集団のスプリントで、何とか9位に入った。
今回、前半からチームメイトを複数先頭集団に送り込み、有利な展開でレースを進めることができたが、結果として勝利に結びつけることができずにとても残念であった。しかし、ここ数年で一番可能性を感じることができるレースでもあった。 |
|
 |
|
|
|
|
山岳賞
3周回目、6周回目、9周回目に山頂を第1位で通過した選手に、それぞれあたえられた
3周目:鈴木 真理(ミヤタ・スバル)
6周目:福島 康司(チーム・バン)
9周目:廣瀬 佳正(スキル・シマノ)
|
|
 |
|
|