| 阿部選手のレースレポート |
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今回は自身、広島、バンコク(タイ)に続いて二大会振りの参加となった。周知のようにアジア大会は競技毎に開催される選手権大会と違い、多数の競技選手が集まり、選手村に滞在しながらパフォーマンスを発揮する。こういった形態はオリンピックに通じるものだが、開催競技は地域での選出となるので、全く同じ種目とは限らず、ローカルスポーツなども含まれることとなる。
さて、チームタイムトライアルはロード日程最終日の6日。日本チーム参加メンバーは岡崎和也(Team NIPPO)、広瀬敏(愛三工業レーシングチーム)、盛一大(愛三工業レーシングチーム)、阿部(スキル・シマノ)。
コースは数メートルの高低差を含むが、ほぼフラットの片道11km強の往復コースを使用する、走距離70.3kmで争われた。海岸近くということと内陸は砂漠が続くためか吹く風は強く、当日までその向きは一定なのだったが、前日あたりから予想外に変化していった。気候も高温、低湿度と予想していたが意外に過ごし易く面食らってしまった。
レース当日は雨も残ることもなく非常に快適な天候で、逆にそれは日本チームが行ってきた沖縄合宿や、熱帯地域でのステージレース参加などによる準備の効果を減らしてしまう結果となった。この時期、韓国やカザフスタンなど寒冷地と言って良いような地域の国の選手は、コンディションを落とすことが多い。その点、日本はまだ自転車には適した気候で、ロード練習も少々の我慢で通常通り行うことができる。しかも日本ナショナルチームメンバーは、前述のように準備をしっかり行ってきたのだ。そのため選手は金メダルを確信してレースに挑むことができた。
結果は約35km地点までは20秒以内に韓国、イラン、カザフスタン、日本の4国がひしめく例を見ない混戦となった。45km通過時点では、なんと2ヶ月前に開催されたアジア選手権での優勝国・韓国が分断され三名になり遅れを取り始めるが、それ以外の3国は依然として20秒以内で均衡が保たれている。55km通過時点ではイランが一名脱落し、三名になり痛手を負う。カザフスタンは追随を許さぬスパートに入り始める。
日本チームはゴールまで残り10km地点で広瀬が遅れ三名になる。この時暫定1位でフルメンバーが残るカザフスタンと約40秒差、2位イランとは7秒差。チームカーからは集中力を保つように檄が飛ぶ。残り5kmは三名ともフラフラになりながら走ったが、機関車役の岡崎、盛がスピードを維持しゴール。カザフスタンとは1分20秒差、イランには惜しくも5秒差の3位銅メダルだった。
その他開催されたロード種目の日本人の簡単な結果は以下の通り。
個人ロード男子 飯島誠(ブリヂストン・アンカー)6位 別府史之(ディスカバリーチャンネル)9位 飯島は優勝した香港のワン・カンポーに惜しくも3秒届かず。積極果敢なレースをしたが実らなかった。
個人ロード女子 萩原麻由子(鹿屋体育大学)1位 沖美穂 4位 三浦コーチの指示を忠実に実行出来る身体的能力と精神力を見せつけ他を圧倒し、萩原が後続と一分半の大差を付け貫禄勝ち。
個人タイムトライアル男子 別府史之(ディスカバリーチャンネル)4位
個人タイムトライアル女子 唐見実世子 4位 |
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