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2004 経済産業大臣旗全日本実業団サイクルロードレースBR-1
2004/09/05
兵庫県播磨中央公園・特設コース 7.8km(15周117km)
シマノ参加メンバー
今西尚志・阿部良之・狩野智也・鈴木真理・野寺秀徳・廣瀬佳正・大内薫・山本雅道・土井雪広
個人は、野寺が、2度目の優勝!
団体の経済産業大臣旗は、3年連続9度目シマノレーシング獲得!
非常に蒸暑い気温の中、スタート
大会直前に完成した播磨中央公園のコース
9月5日、兵庫県播磨にて実業団自転車競技連盟の大会でもっとも権威のある全日本実業団サイクルロードレースが開催された。コースは、数年前に実業団の大会でも使用した播磨中央公園内の特設コースを1部使用した、1周7.8kmを15周の117kmで争われた。レイアウトとしては、高低差は少ないものの、小さなアップダウンやコーナーが多く、集団は、ある程度分裂することが予想された。また、当日は台風の影響もあり非常に湿度が高く、ただでさえ息苦しい状態であり、その点でも非常に選手を苦しめた。
AM11:30、気温が30度以上の中、我々のBR-1はスタートした。コースが狭くテクニカルであるため、集団内での選手のポジション争いは激しく、スタートからハイペースで進んでいく。
早速、2周目に狩野・野寺を含む10人程度のエスケープグループが出来上がる。そこにさらに廣瀬が5人程と追いつき約15名程度のトップグループが出来上がる。このコースの特性上、コーナーが多いので、少し差が開くと、すぐに視界から消えてしまう。そのため、エスケープグループは出来やすい傾向にある。しかし、その約15名の先頭集団は、後続に最大30秒の差をつけるが、6周目には吸収される。やはりコースの一番奥にあたる登り区間がキーポイントとなり、差が開きにくくなっているのだろう
しかし、このまま攻撃の手を緩めるわけには行かない。集団が一体化すると同時に、さらに狩野・今西らを中心に攻撃を仕掛ける。その甲斐あって、8周目には、集団は割れ、約25名の新たな先頭集団が出来上がる。その中にシマノは狩野・野寺・今西・土井の4名が含まれ、展開としては悪くない。またその中にはほとんどの有力チームのメンバーが入っていたため、後方のメイン集団の追う動きは無く、差はすぐに1分にまでひらく。
登りセクションを行く先頭9人のグループ
ただ人数が約25名と、あまりにも多いので、かえって集団のまとまりが無くスピードが上がりにくいので、シマノとしてはもう少し人数を減らしたいところだ。
そこで、10周目の登り区間に入ると、土井がアタックし、集団が活性化する。これにより力の無い選手は振り落とされ、9名の先頭集団が出来上がる。メンバーは、シマノは、狩野・野寺・今西・土井、愛三工業の新保選手・秋田選手、キナンCCDの橋川選手・柿沼選手、そしてミヤタスバルの真鍋選手である。シマノとしては数的には、断然有利な展開である。
シマノとしては、ここからどのような展開を持ち込むかが問題である。先頭集団9名の他メンバーも力のある選手ばかりで侮れない。ここ最近のレースでは、シマノの圧勝が多いだけに、他のチームが自ら賭けに出て攻撃を仕掛けてくることは無いだろう。みな、我々の動きを慎重に見てくるにちがいない。我々もどこで攻撃を仕掛けるかを慎重に考えた。
ところが、ラスト3周のスタート/ゴール地点に入ったところで、橋川選手が単独アタック。すばやく、今西・新保選手が反応し3名となるがすぐに吸収される。そこで、前の周回で指示を出していた通り、登り区間で土井がアタック。ここから、さらに狩野もアタックを仕掛ける。いわゆる波状攻撃だ。しかし、コースの特性もあってか、なかなか9名のグループは崩れない。
こうなると、残る作戦としては、最終回で仕掛けるのが賢明だろう。またそれで、分断しなければ、先頭に残ったシマノの中で一番スプリント力に勝る野寺に、ゴール前で勝負させるしかないだろう。
集団は崩れぬまま、とうとう最終ラップに突入する。皆、他を警戒し、牽制状態のスローペースとなる。シマノとしては、このままゴール前まで行き、ラスト1kmで今西がまず一発目のスパート。もしそれが捕まれば、野寺が最後のスプリントに備える、というシナリオを描いた。
しかし、そのままゴールまで、簡単に行くわけがない、ラスト3kmを切った登り区間で、愛三工業の秋田選手が意表をついてアタック。一瞬、だれも反応することなく、差は広がる。だが、ここで狩野が得意の登坂力を見せ、集団を引き連れ、秋田選手を吸収。ラスト2kmでは、今度は真鍋選手がアタック、これにより集団は7名になる。
そしてラスト1km、作戦通り今西がアタック。これにすかさず、新保選手が反応し、今西を追う。後ろには野寺・真鍋選手・柿沼選手の順である。今西は最後の緩い登りの手前で新保選手にかわされ、新保選手→野寺→真鍋選手の順で最後の直線へ。
最後は、ゴール前で失速した新保選手をラスト100mで野寺が交わし、通算2度目の優勝を果たした。そして2位には、孤軍奮闘した真鍋選手が入った。
また、シマノは団体賞である経済産業大臣旗も、野寺1位・今西5位・狩野7位の成績により、3年連続9度目の獲得を果たした。
ゴール前のスプリントを制した野寺 1位でゴール
3年連続の経済産業大臣旗を獲得したシマノレーシング
結果
順位 選手名 所属 タイム
1位  野寺秀徳 シマノレーシング 2h51m39.2
2位  真鍋和幸 ミヤタスバル +0.1
3位  新保光起 愛三工業 +1.1
4位  柿沼 章 CCDキナン +1.8
5位  今西尚志 シマノレーシング +3.9
6位  秋田 謙 愛三工業 +7.1
7位  狩野智也 シマノレーシング +10.4
9位  土井雪広 シマノレーシング +44.1
46位  廣瀬佳正 シマノレーシング +2m08.9
50位  阿部良之 シマノレーシング +2m09.8
54位  鈴木真理 シマノレーシング +2m58.0
59位 山本雅道 シマノレーシング +4m29.0
131名出走、67名完走  
レポート:今西尚志
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