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2004 東日本実業団サイクルロードレース
2004/05/15
群馬県新治村 群馬サイクルスポーツセンター 6kmサーキット(20周=120km)
シマノ参加メンバー
今西尚志・阿部良之・狩野智也・鈴木真理・野寺秀徳・廣瀬佳正・大内薫・山本雅道・土井雪広

山本が惜しくも3位!

この大会は、8月に行われる全日本実業団の出場権利を獲得できる大会の一つ。
昨年から西日本登録のチームも出場できるようになり、レベルとしては全日本級である。
テクニカルで、アップダウンもある群馬CSCのサーキット6kmを20周する120km。
シマノは、フルメンバーの9名が参加。今回は、オリンピック選考会までの前半戦にアシストとして頑張ってくれた若手を中心にレースを進める。
その為、前半から普段エースとして走っている選手や、ベテラン選手が積極的に、レースを作るようにしていった。


10時半にスタートが切られた。シマノとしては、展開勝負というより、前半からハイペースで集団を引っ張って、「強い者が残る」、というような力勝負のレースにしようと考えた。
4周目の心臓破りの坂で、野寺がペースを上げる。これをきっかけに4名の逃げが決まる。メンバーは、シマノは野寺・阿部、西谷選手(愛三工業)、綾部選手(ミヤタ)。集団との差を約30秒から1分の差を保ったまま4人は逃げ続ける。
追走する大集団では、この逃げにメンバーを送り込んでいないオルベアチームが積極的に追いかける。
今回このオルベアチームには、スペインから2人の選手がきている。その1人のロザノ選手は、昨年までスペインのTT1チームのケルメに所属していて、ジロ・デ・イタリアを完走した実力の持ち主である。
どうやら、チームとしては、彼を引き上げる為に、先頭を引いているようだ。
そして、ロザノ選手は、毎周回、心臓破りの坂で恐ろしいスピードで、アタックを繰り返す。その度に集団はバラけ、逃げる4人との距離も縮まってくる。シマノの狩野と土井は、彼をきっちりマークし、逃がさないようにする。彼もシマノの執拗なマークに相当まいっていたようだ。
レースも10周を過ぎ、後半に入ると逃げていた4人は集団に吸収されてしまう。ここから、シマノは、大内・廣瀬らが、さらに攻撃を加え、ペースをあげる。この辺りから、小人数でのアタックの応酬となり、パラパラと数名が集団を抜け出した格好となる。最終的に12名の先頭集団が出来上がる。メンバーは、シマノは狩野・山本・土井、他のチームは、田中選手・秋田選手・坂口選手(愛三工業)、岡崎選手・広瀬選手(NIPPO)、三浦選手(キナン)、真鍋選手(ミヤタ)、清水選手(アンカー)、ロザノ選手(オルベア)。
ほとんどの有力メンバーが入ったことにより、先頭との差は約1分にひろがり、優勝争いはこの12名に絞られる。
ペースを上げるロザノ選手(オルベア・先頭)をマークする土井
最終的に出来上がった先頭集団12名
シマノとしては、この中でスプリント力に勝る山本に力を温存させる為、狩野・土井が積極的に集団を引っ張り、また有力視されているロザノ選手の動きに注意していた。さらに後方集団から単独で廣瀬(シマノ)が先頭集団に追い付き、数的にはシマノ断然有利となり、シマノ中心で先頭集団は動いていく。

そんな中、ラスト2周のホームストレートで、単独で真鍋選手(ミヤタ)がアタックをする。集団は、シマノとロザノ選手に注目している為、すんなり逃げを許してしまう。差は約15秒ほどで、いつでも捕まえられる距離である為、集団は無理に追わない。そこで、田中選手(愛三工業)・三浦選手(キナン)がそれぞれ単独で飛び出し、真鍋選手に追い付いていき、3名の集団ができあがる。そして、ラスト1周のホームストレートでは、後方に15秒の差をつけ通過する。残り1周を時点となってのこの差は、逃げ切られる危険が高い。
ここで、狩野・土井・廣瀬が集団の先頭に立ち、前の3人を吸収すべくペースアップを図る。山本は、キーマンであるロザノ選手の後方をぴったりマークする。

差は徐々に詰まり、最後の勝負所である心臓破りの坂では、射程圏内に捕える。
ここで、満を持してロザノ選手がアタックを開始し、それに山本も続く。しかし、同時に前の3人から、余裕のあった田中選手がアタック。ロザノ選手・山本の2人は頂上で、三浦選手・真鍋選手を捕えるものの、田中選手は下りに入っていた。結局、田中選手は2人に2秒差をつけて逃げ切り優勝。2位はロザノ選手、3位には山本が入った。

結果として、優勝を逃したことから考えると、シマノとしては残念だったが、普段アシスト役にまわっている若手を中心に、レースを組み立てていけたことは、将来に向けていい展望となっただろう。
来週は、ツアーオブジャパンが始まります。今年こそは、個人総合優勝を狙って頑張りたいと思います。
レポート・シマノレーシング今西尚志
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